19 9月

マンションを売る時の鍵の問題について

私が一人暮らしを開始したとき、マンションの鍵は前住人と同じ鍵でした。売る時に非常に重要になる問題です。
家主いわく「引越し後に鍵を交換するから」とのことでしたが、いったいそれがいつになるのか確認していませんでした。私も仕事があったり学校があったりしましたので家に基本的にいませんでした。帰宅するのは仕事や学校が終わった午前ゼロ時くらいでしたので近所の住人に会うことも家主から電話がかかってくることもありませんでした。
同じような生活を続けていて、自分もマンションの鍵を変える変えないというのを忘れていました。夜中自宅に帰宅すると、自分の鍵で鍵があかなくなっていたのです。
最初違う鍵で開けようとしているのか、と思ったり隣の部屋と間違ったのか、と思っていたのですがそうではなく確かに自分の部屋です。
何があったんだと思ってしまいました。
夜十時すぎだったのですが隣人を頼ることにしました。
自分の家の鍵で自分の家に入れない、というのはすごく恥ずかしかったのですが事実ですしそれ以外説明のしようもありませんでした。
隣人に事情を説明すると、大家さんが鍵を変えたのではないだろうかという話になりました。隣人も引っ越してきて少ししてから鍵を変えられたのだといいますが、変えたときポストの裏上に新しい鍵がくっつけられていたのだといいます。
それを聞いて自分の分も確認しにポストまで降りてみると、確かにポストの裏に鍵がくっついていました。それを使い鍵をあけると自宅に入ることができ、ほっと一安心しました。しかし、事前にこちらに確認なく鍵変わってるじゃん、と思ってしまいました。
いや、もしかしたら電話などで一言あったかもしれない、と思い電話も確認してみたのですが留守電もメモも一切ありませんでした。
何の連絡もなく鍵が変えられていたのです。
隣人に助けてもらえたのでよかったものの、このまま自宅に入ることができなかったら、頼る人もいませんし泊めてくれるところもないので自宅に帰ること入ることができない難民になってしまうところでした。
隣人のおかげで助かりましたし、引越しをしたとききちんと挨拶をしておいて本当によかったと思っています。そうでなければ助けてもらうことに罪悪感がありました。
鍵が開いたあと、きちんとお礼をいい後日菓子折りを持って隣人に再度挨拶にいきました。
大家とは蜜に連絡をとっておかなければならないなぁ、人間はやはり一人では生きていくことができないなぁと思う事件でした。十年ほど経過してもいまだに記憶に残っていますので、個人的には大ニュースだったのです。

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